「まだまだ強豪ではないけれど、楽しむ姿勢はいちばんです」という監督の言葉どおり、荒木ソフトボールクラブのメンバーは、寒空の下でも元気な声を響かせていました。
学校週5日制の対策として始まった土曜日の活動が、子どもたちの熱意に押されてクラブチームに。その情熱も代々受け継がれ、なにより楽しむことが、このチームの大きな原動力になっています。
キャッチボールもままならないところから始めて、友人とボールをやりとりする喜びを知り、練習や試合を通じて強い心を培っていく。ひとりひとりがそうやって成長することで、どんな場面でもへこたれない子に。今後は練習量も増やして、優勝を目指していくそうです。
普段の練習や他チームとの試合に加え、夏にはキャンプも実施。肝試しでは普段と違う一面も見え、子どもたちの関係もいっそう深まるそうです。
「道具を大切にする」ことも、チームのモットーのひとつ。様々な時間や物を共有することで親密な一体感が育まれ、心と心のキャッチボールも巧みになっていくのです。どんな局面も楽しむチームの、これからが楽しみです。