ラグビーは体の大きさや足の速さなど、それぞれの個性に合わせたポジションがある、懐の深い競技です。実は体型や特性に関係なく始められるのが魅力で、友だちからの誘いや口コミでやってきた子も、まずはボールに触れて楽しく遊ぶところから始まります。
小学生が取り組むのは、大人よりも人数が少なく、時間も短いミニラグビー。練習ではコーチや保護者を相手にゲームを行うことも。初めは戸惑っていた子も、相手が大人とあって遠慮せずにタックル!うまく決まると、仲間や相手チームからも歓声があがります。嬉しい気持ちは、強くなるための糧に。タックルが決まる回数を徐々に増やしながら、ラグビーの面白さを実感していきます。
「ラグビーには仲間を思う気持ちと、痛みを伴う勇気が必要です」と工藤監督。自分が逃げていてはチームも負けてしまいます。仲間のため、痛みもいとわず勇気を出せたなら、その思いがチームで連鎖。互いに信じあうことで何も怖がらずぶつかることができ、勝利に結びつくのです。目標は「悔いのない試合をすること」。持てる力を100%発揮し、勇気を出せる自分になるため、日々の鍛錬が続きます。