チーム名の「ピアーチェ」は、イタリア語で「好きだ」を意味する言葉。その名のとおり、チームの原動力となっているのは「サッカーが好き、仲間が好き」という想いです。
他クラブから派生する形で生まれたピアーチェFCも、すでに10年以上の歴史を持ち、練習にはOBたちが指導する姿も見られます。
「チームプレイも大切ですが、中学、高校でサッカーを続けることを考えて、個人技術の向上に努めています」と森岡監督。その眼差しは、常に子どもたちの未来に向いています。「サッカー以外でも自主的に行動できるようになってほしいと思います。いつか壁にぶつかったときも、自分で考えて行動していけるようになってほしいですから」
低学年での入会も多く、ドリブルもままならない子もいますが、試合出場を目指して、日々、練習を重ねます。
試合で勝てばもちろん嬉しいものの、負けからも得ることは多く、様々な経験を通してサッカーを「好き」な気持ちは、より強いものに。「勝てばOKではなく、その先に何を見るのか、見せてあげられるのかを考えています」と監督。その想いを受け止めつつ、子どもたちは今日も走ります。