1983年に結成された、30年以上の伝統を持つクラブチーム。比較的、小柄な選手が多いこともあって、「ひろって繋いでいくバレー」がチームのスタイルであり、強みでもあると大屋監督は言います。大切にしているのは「気持ちで相手に向かっていくこと」。練習中も気迫のこもったかけ声が、絶えることなく体育館に響きます。
選手は男子13人、女子8人。週3日の練習は、男女合同で行われます。それぞれにウォームアップや基礎練習を行った後、試合形式になると女子対男子で対戦することも。お互いが身近なライバルとして、切磋琢磨しているのです。また、中学生をはじめとしたOBも、練習に参加して選手をバックアップ。チームが積み重ねてきた歴史が、大きな力になっています。
子どもたちの自主性を重んじるのも、チームのテーマ。この日も、監督やコーチが見守る中、キャプテンを中心に声を掛け合いながら、練習を進めていました。
「勝っても負けても、そこにある嬉しい気持ちや悔しい気持ちが、見ている人に感動を届ける」という監督の言葉に応えるように、一生懸命ボールを追い、繋いでいく子どもたち。チームのモットー「夢と感動」が、日々生まれています。