練習中にグラウンドで交わされる「ナイスキャッチ!」「いい球!」という言葉。これが小笹少年野球クラブの強さの源である「いいねいいねコール」です。良いと感じたプレーを積極的に声に出して褒める。メンバーひとりひとりが選手であると同時に応援団でもあり、それらの掛け声が試合のときにも全力プレーを後押ししていきます。
複数の小学校から集まった子どもたちですが、それぞれの「いいところ」を見つけることが互いを認めることにつながり、強い絆で結ばれるように。指導者の皆さんも「叱った以上に褒めることを心がけている」とのこと。そうした環境が、失敗を恐れず全力で挑んでいくための土台になっているのです。
かつてないほど長いおやすみも経験した今年度、公式戦では7戦連勝と絶好調。取材にうかがう数日前に、今年度初の敗北を喫したそうですが、負けた悔しさもバネにして、次の試合に臨みます。
2021年には創部50周年という節目を迎えます。先輩たちから受け継いできた歴史に、新しい栄光を書き足すべく、子どもたちは練習に励んでいます。