ミニゲームから始まった、TIPSジュニアサッカークラブのこの日の練習。通常のゲームと違い、コートの中にはボールが4つ。子どもたちはそれぞれ、目の前のボールに果敢に向かいながらも、その先にある別のボールの動きもしっかり目で追いかけています。高学年のメンバーは、低学年の動きにも配慮しながらゲームメイク。学年入り混じっての練習は、チームメイトへの気遣いを学びながら個々の動きを読み、一つひとつのプレーが丁寧になるというメリットも。
「サッカーは瞬時に見て判断をしなければならないスポーツ。こうしなければいけない、という方法を教え込むのではなく、子どもが本来持っている想像力を伸ばし、能力を引き出すことを意識した指導を心がけています」とコーチは言います。
10年以上も中学生チームとして活動してきた同クラブですが、少年期の子どもたちに指導すべきことが蓄積され、昨年、満を持してジュニアチームが結成されました。
小学校の6年間だけでなく、高校でも戦えるフィジカルを育成するため、練習メニューは日替わりで計画的に。今期は4部リーグからの昇格を目標に、近い将来には全日本少年サッカー大会に出場できるよう、日々練習です!