2001年の発足からおよそ20年の歴史を重ねてきた北雄会舘では、いまも100名を超える子どもたちが日々の鍛錬に取り組んでいます。
「空手は個人競技ですが、強くなるためには練習相手が必要。だからこそチームワークの良さがひとりひとりの強さにつながっていきます」と濱口館長はおっしゃいます。
10以上の校区から参加する子どもたちですが、普段の練習や年2回の合宿を通じて育んだ絆は強く、各種大会においても華々しい成績をおさめています。
指導においては、初めて空手に触れる子も多いので、ポイントを理解できるように教え、たくさん褒めることを重視しているそうです。
例年であれば様々な試合で自分の実力を知る機会を得ていましたが、今年度は新型コロナウイルスの影響で試合もほとんどが中止に。練習中も大きな声を出せない状況ですが、そのかわり簡単な手話をおぼえてコミュニケーションをとっているそう。
辛い時期を実りある時間へ変えていく。その前向きな姿勢が、チーム全体の実力を育んでいくのにちがいありません。