1966年の創立から半世紀以上。羽犬塚剣道スポーツ少年団は移りゆく時代の中でも「情熱と粘り強さ」を変わらぬ信念として貫き、子どもたちの成長を支えてきました。
指導者の江口先生によると「勝ち負けよりも、正々堂々と試合に臨み自分の力を発揮できることを大切に考えている」とのこと。その教えのもと、子どもたちは自ら目標を定め、稽古のメニューも考えているそうです。
また、社会に生きる人間としての素養を身につけるため、挨拶をはじめ6つの約束を実践することで、精神面での成長を促しています。剣道は、竹刀を構えて人と向き合う競技。礼儀作法を含む気持ちのまっすぐさも、技とともに磨いていかねば、本当の強さは得られません。
子どもたち同士はもちろん、保護者の皆さんの一致団結ぶりもチームの特徴。取材当日は大人もいっしょにダンスを踊るなど、和やかな空気が満ちていました。
今後の目標は筑後市内の剣道大会において団体戦で優勝すること。その実現に向け、ひとりひとりが自分の課題と向き合い、チームで助け合いながら、選手としても人としても一歩ずつ前へと進んでいきます。