練習は本番のように。本番は練習のように。
聖鳳会の子どもたちは皆、その教えをしっかりと守りながら日々の稽古と向き合っています。
先生の号令に従って、ひとつひとつの「形」を決めていく。最初はゆっくりと。次にスピード感をもって。気迫に満ちた声とともに繰り出される突きや蹴りに、ひとりひとりの強い意志がみなぎっています。
もともとはスポーツクラブとして活動していたそうですが、1年ほど前に道場を立ち上げ、これまで以上に稽古にも熱が入るようになったそう。低学年の子どもたちも加入し、黒帯の子どもも増えてきて、2019年には6名が全国大会に出場を果たしました。
指導者の山田先生は、子どもたち一人一人の変化に気づけるよう心がけているそう。指導はもちろん真剣ですが、「形」の説明では、やわらかな言葉や楽しい表現も用いて、基本の動きを体でおぼえるよう促していました。
コロナの影響で試合ができない時期にも、子どもたちは自分なりの目標を掲げて頑張ってきました。その成果を発揮できる日が、皆、楽しみだそうです。