海からの風に負けないほど、元気な声を出して練習に励む子どもたち。京築少年少女ラグビースクールのメンバーは、どんなときも全力で挑むことにためらいがありません。
取材に訪れたのは翌日に試合を控えた土曜日のこと。行橋総合運動公園での練習も、本番さながらの熱気に満ちていました。
ラグビーといえばトライする場面に注目が集まりがちですが、大切なのはそこまで「つないでいく」こと。身体の大きさに関係なく、協力してボールを前に運んでいくために、自ら判断して行動。そのことを普段の練習でも意識しているそうです。「ワンフォアオール、オールフォアワン」の精神が、「考えて動く」ことで身についていくのです。
ラグビーはコンタクトスポーツ。子どもたちも最初は恐怖心を捨てきれず、なかなかタックルもできません。しかし、試合での経験等を通じて恐怖心を乗り越えると、みんなが果敢に、献身的にプレーをするようになるそうです。
昨年は福岡県小学生大会のAブロックで準優勝しました。今年の目標は、もちろん優勝。チームの全員が一丸となって、技と心に磨きをかけています。