「ナイスファイトー」「いい走り!」。創部35年を迎える中間エンゼルスの練習には、お互いをほめ合う言葉があふれています。「失敗を恐れることなく、楽しんでほしい」と願う梅村監督も、前向きな言葉で、子どもたちがのびのびとプレーできる環境づくりに心を配っています。練習の始めには、その日の代表がチームメートの前で「今日はホームランを打つ」といった目標を声に出して発表。入部時には恥ずかしがっていた子どもたちも、繰り返すうちに大きな声を出せるようになるのだとか。試合では、攻撃に出るごとに、チーム全員による「僕らは負けない、僕らは強い!」の掛け声。積み重ねてきた言葉のチカラが、バッターボックスへ向かう背中を後押しするのです。
月に3回ほど行われる練習試合。集中力とモチベーションを高める1つの工夫が、チーム内で選出されるMVP賞です。試合中のプレーはもちろんのこと、「1番大きな声を出した」「積極的に球拾いをした」など、控えを含めた全ての選手にチャンスがあるのも特徴です。梅雨が明ければ、いよいよ夏季大会のシーズン。中間市大会での優勝を目指して、元気に頑張っています。