テンポよく宙を舞うボール。体育館シューズが床をこする軽快な音。監督とコーチの鋭い声に追いつこうと、すばやく動く子どもたち。休憩に入る際にもコートに一礼して、大きな声であいさつも。塩原ジュニアバレーボールクラブの練習風景は、すべての瞬間が活発な印象に満ちています。
活動開始から17年。当初は女子チームでしたが、3年前から男女混合チームとなることで、戦い方や成績にもプラスの効果が出てきました。
とはいえ、ここ2年はコロナ禍で活動が制限されることも。楽しみにしていた交流イベントも中止が続いていますが、子どもたちはそのぶんだけ練習時間を大切にするように。練習後の遊ぶ時間も絆を深めるひとときになっています。
チーム結成時から子どもたちを見てきた監督とコーチが目指すのは、技術の向上もさることながら、礼儀を身につけることと、競技にきちんと向き合う心を育むこと。目先のテクニックよりも、チームメイトとの連携を大切にすることで、2021年度には地区大会での優勝や県大会での準優勝など、手応えある結果を出してきました。その勢いにのって、子どもたちの成長はまだまだ続きます。