山と海に囲まれた地域・糟屋郡新宮町で活動する「羽根くらぶ」は、結成からもうすぐ10年を迎えます。2022年5月には古賀オープン大会で優勝と準優勝を達成するなど、目覚ましい功績で今後が注目されるチームです。
元梅監督も強豪校出身の一人。「バドミントンは相手の3歩先を読んで球を出すという特性がある。相手を騙す演技が試されるので、子どもたちには“女優、または俳優になりなさい”と常々伝えています」と語ってくれました。
一方で、コートを出ればまさに楽屋。上下関係問わず、みんなが下の名前で呼び合うファミリーです。OBが練習に参加する機会も多く、クリスマス会や立花山への登山などの野外活動も開催して、絆を深めています。
苦手克服やコミュニケーションの一環として、交換日記を採用しているほか、日課のランニングには警察学校の掛け声を取り入れるなど、新しい練習法を数多く実践していることもクラブの特徴。困難を怖がらないチャレンジ精神と、積み重ねてきた努力を武器に、次の大会に向け練習中です。
「全員一度は優勝経験を持つ」という大きな目標も、彼らの固いチームワークなら、きっと夢じゃありません。