取材にうかがったのは、夏休みが始まって間もない頃。グラウンドに集まってきた子どもたちは練習が始まる前に自主的にライン引きを始め、準備を進めていきました。
「質実剛健」をモットーとする田隈ジュニアクラブでは、何事にも真面目に取り組むことを目指しています。普段の練習においてもキャプテンと副キャプテンを中心に動くことで、自主性と責任感、チームワークも育んでいます。
リーグ戦で全勝中、8月にも毎週のように試合の予定が組まれているとあって、練習のあいだに響き渡る声にも熱がこもっていました。
今年の目標はリーグ戦での優勝。バッテリーを中心に、堅い守備力で勝ちに行きます。
クラブの創設は1976年のこと。以来、多くの指導者と保護者に見守らながら45年という長い歴史を積み重ね、これまでに2名のプロ野球選手も輩出してきました。そうした素晴らしい先輩たちを追いかけるように、中学・高校でも野球を続ける子たちが多いそうです。
技術や絆を深めるとともに、嬉しさも悔しさも味わって、子どもたちは人間として大きな成長を遂げていきます。