基本をおさえながら、型にはまらないトレーニングも取り入れている、やはた少年剣道クラブ。稽古には、剣道以外にも登山やキャンプなどのレクリエーションを取り入れており、みんなで楽しみながらチームの結束力を高めているそうです。
「勝ち負け以上に、チームに携わる人たちへの感謝の気持ちを持って練習に臨むことを大切にしています」と、サポーターとして子どもたちを見守る保護者の皆さんはいいます。
「稽古でつまづいたり、試合で悔しい思いをすることがあっても、一歩一歩を大切に歩いていけば、心も体も大きく成長できます」とも話してくれました。
以前は声出しを恥ずかしがる子もいたそうですが、新入部員の参加で全体の声量にも変化が起き、恥ずかしさも克服。その結果、個々の気持ちも発声も力強さを増したそうです。
コロナ禍で叶わなかった試合も、徐々に再開されるように。取材にうかがった日は、「八幡剣道大会」目前とあって、練習にもひときわ熱がこもっていました。
声を出しての会場応援はできなくても、心はいつもひとつ。団体戦では次に控えるメンバーにパスを渡す気持ちで、剣を振るっているそうです。確かな成長をみせる子どもたちのこれからに、期待がかかります。