須恵バクハツクラブが練習を行う施設に近づくにつれ、聞こえてくるのは子どもたちの元気な声。チームの目標のひとつに「いつでもどこでも大きな声」も挙げられており、チーム名に負けないほど爆発的な活気が、その声に乗って、外の空気まで震わせます。
練習においてはストレッチや体幹トレーニングにも力を入れており、体を動かすための基礎をかためているそう。成長期の子どもたちにとって、中学、高校でもドッジボールやその他のスポーツを思いきり楽しめる体をつくることは、未来の可能性を切り開く土台づくりにほかなりません。
基礎を終えたらボールを持って、高学年と低学年のペアで声を掛けあい、パスとキャッチの練習からスタートします。
敢えて年齢差のあるペアを組むのは、高学年の子が低学年の子に教えることで自身の技術も向上させていく狙いがあります。同時に、チーム内の絆を深めるきっかけにも。
試合では、攻撃も守備もみんな一緒に頑張る「全員ドッジ」を目指すため、日々の練習での交流が重要なのです。
チーム結成から30年の節目を迎え、メンバーも増えてきた今、全国制覇目指して、子どもたちの奮闘は続きます。