早朝のアイスリンクを勢いよく滑走する、まだまだ小柄な選手たち。一心不乱にパックを追う姿勢や、がむしゃらなスティックさばきに、「アイスホッケーが好きだ」という情熱がほとばしっています。
創部30年という歴史を誇る福岡香椎ヒリューズは、九州大会での上位入賞常連チームでもあり、西日本大会優勝の実績も。入部当初は大半が初心者で、基本の滑り方から学ぶそうですが、吸収が早いのもジュニアチームならでは。ひと月後には自在にリンクを駆け巡り、めまぐるしい試合展開にも果敢に食らいついていくように。
福岡では競技人口が少ないからこそ、メンバー間の結束も強く、遠方から通う子も含め、チームワークは抜群です。
なにより大切にしているのは「親への感謝の気持ち」。早朝からの練習をはじめ、周囲の協力あってこそ、という事実に感謝しながら練習や試合に臨みます。点を決めた日。悔しさに泣いた日。どんな経験も成長の糧にしていくことがいちばんの恩返しだと、常に心に留めています。
ほかの競技にないスピード感と迫力に魅せられたメンバーたちは、感謝の気持ちとともに前へ、前へ、進みます。