ほんのわずかな距離も全力で走る子どもたち。その姿は、野球を楽しむ時間を一秒も無駄にしたくないと思っているかのようで、砂を蹴る音が途切れることはありません。
創部から29年という長い歴史を持つ忠見ライオンズ。いまのチームは6年生が5名と頼もしい布陣で、下級生の子たちも上級生に引っ張られるようにぐんぐんと成長しているそうです。スピード、パワー、テクニック。得意とする部分はそれぞれに違いますが、個性の組み合わせをチームの力に変えて、勝利目指して突き進みます。
練習のあいだも元気な声があちこちで放たれ、仲間の活躍には声援を、ミスには励ましの言葉をかけ、心の連携プレーが目にも見えるようです。
スポーツを通じて挨拶・礼儀を身につけるとともに、感謝の気持ちを忘れないこともチームのモットーです。毎年9月には忠見ライオンズ旗争奪少年野球大会も開催しており、日々の練習に加え、試合での経験が、ひとりひとりの成長とチーム全体の強化に結びついていきます。
大会優勝を目指しながら、仲良く、楽しく、止まることなく、子どもたちの野球生活は続いていきます。