取材当日は、午前中に試合に参加してきたばかりだった子どもたち。自己ベストを更新した子もいて、充実したひとときを過ごしたとのことです。疲れていないかな、という大人たちの心配をよそに、練習場所に立った子どもたちはさっそく駆けまわって、まだまだ走り足りない様子。コーチの指示に従って整列し、あらためて基礎練習からはじめましたが、その間も楽しそうな笑い声が響いていました。
練習の合間には、子どもたち同士でアドバイスを与えあいながら、自分たちなりに練習方法を改善していく姿も見られました。練習場所となっている椎田アグリパークは海に近く、空が広く、さわやかな風が吹きわたり、その風が子どもたちの背中もぐんぐんと押してくれるようです。
昨年まではがむしゃらに走ることが多かったそうですが、今年は個々の目標を掲げ、そこに向かって一歩ずつ着実に、かつ全力で走っているそう。スタートの練習にはゲーム的な要素も取り入れて、とっさの判断力や柔軟な思考力も養います。すべての経験を通じてそれぞれの能力を伸ばしながら、チーム全体としての結束力も高める。笑顔と努力を伴走者に、子どもたちの成長は止まりません。