毎週水曜日、体育館での練習は、メンバーが力をあわせてゴールを組み立てるところから始まります。「あいさつ、準備、後片付け」という基本を大切に、メンバー間はもちろん、使う道具にもリスペクトを持つこと。そんな姿勢が、夜須ジュニアフットボールクラブの根幹にあります。
小学1年生から6年生まで、体格やテクニックに差はありますが、サッカーへのひたむきさは、皆おなじ。
「いちばんの自慢は“声”です」とキャプテンが言うように、練習中も元気な掛け声が響き渡ります。試合中、点が決まると、シュートを放ったメンバーの名前を入れて「◯◯のシュートがネットを揺らす!」と全員で叫ぶそう。力強いその声援の先に、勝利が待っています。
チームの目標は、練習や試合での経験を糧にレベルアップしていくこと。「勝つためには、リーグ戦の後半戦をしっかりと戦い抜くことが必要です」と語るコーチは、高学年と低学年、各々の指導に余念がありません。
メンバーたちは練習の合間にもボールを離すことなく、近くにいる者同士で自主練に取り組みます。自分で考えて行動し判断する。そんな自立心が、さらなる成長を促します。