大志舘の練習は「空手」という言葉からイメージするものと大きく異なるかもしれません。
なぜなら「空手以外のスポーツをやりたいと思ったときにも、身体がちゃんと動かせるよう、基本的な運動能力を高める」という石田舘長の方針のもと、空手の稽古に加えて、イメージ通りに体を動かすコーディネーショントレーニングを取り入れているからです。
突きや蹴りといった動きだけでなく、ダッシュやジャンプを混ぜながら複雑な動作を瞬時にこなしていくといった練習も行います。どんどんスピードアップする指示に、子どもたちは真剣かつ楽しそうに食らいつき、運動能力とともに、次の動きを読む思考力と想像力も高めていくのです。
40年以上の歴史を持つ大志舘では、全国大会優勝者を多数輩出するなど、輝かしい実績を重ねてきました。根底にあるのは、強さだけでなく家族や友達、そして自分自身を「守れる力」を育むという想い。その実現のため、子どもたちは日々の稽古にも妥協せず取り組んでいます。
できないことに対して恐れることなく挑んでいける。そのための心と身体を、大志舘では今日も鍛えているのです。