スペイン語で「友情」を意味する「アミスター」をチーム名に掲げ、「FOR THE TEAM」を合言葉に、練習にも試合にも一体となって臨む子どもたち。昨年は九州ジュニアU-11サッカー大会でベスト16、今年は全日本U-12サッカー選手権大会で福岡県大会出場などの好成績を収めてきました。そんなチームが大切にしていることに、勝負だけにとらわれず、競技以外の時間も重視する「OFF THE PITCH」の心得があります。制限を課さない指導法もそのひとつで、合宿にはゲームもスマホも持ち込みOKとのこと。「サッカーは自由なスポーツ。ただし節度を持つ力を身につけてほしい」と野坂監督。サッカー選手である前に良い人間であってほしいという願いが込められています。

試合だけでなく、練習にも思いがけない「チャンス」が転がっているもの。自分のプレー動画を研究することで弱点を発見し、それまでは10mが限界だった味方へのパスを15mまで伸ばせた子もいるそうです。

大切なのは「できないことを受け入れ、抗う」気持ち。今の限界を知り、諦めることなく探究心をもって、真正面からサッカーと向き合う子どもたちに、これからも注目です。