挨拶も、練習中の発声も、常に元気いっぱいの声を響かせる田主丸剣友社の子どもたち。心技体のすべてを鍛えるために、道場だけでなく、学校や家庭でも同じくらい明るい声を出しているそうです。
練習では、上級生がすべての手本となり、下級生たちの指導も行います。素振りや足さばきに加え、防具のつけかたも、まずは基本をしっかりと習得することが大事。そして、試合でも、練習でも、勝負の場では持てるかぎりの気力で攻めていくのが、田主丸剣友社のスタイルです。
そうした鍛錬の成果もあって、地区の大会の団体戦では先鋒が5人抜きを達成し、子どもたちはもちろん、保護者も指導者の皆さんも大いに喜んだそうです。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」をモットーに、毎年1月には寒稽古を、8月には暑中稽古を行っています。自然の力強さも相手にしながらの練習は、苦しさを乗り越える強い精神力の育成にもつながります。
明治時代から続く、100年超の歴史あるチームとして、数多くの先輩たちから受け継いできた絆をさらに未来へとつないでいくために、子どもたちの鍛錬はつづきます。