創部38年を数える歴史あるチーム。しかし3年前、メンバーは7人にまで減り、試合もできない状況に。「なんとか子どもたちにサッカーを楽しめる環境を!」と古賀一成コーチや保護者は奔走。近隣小学校からも仲間が増え、今では30名を超える大きなチームになりました。そしてついに今年、3年ぶりに公式戦へ出場。心機一転、新しく揃えたユニフォームには、青と白のチームカラーが爽やかに輝きます。
「サッカーは生涯続けられるスポーツ」と古賀コーチ。小学生時代には基本技術を学ぶのはもちろん、サッカーを好きになることが重要だと語ります。その言葉通り、チームは和気あいあいとした雰囲気。低学年から高学年まで声を掛け合い、仲良く練習する姿がありました。
練習は子どもたちが「考える」ことを大切にしています。例えばパス練習の途中、「なぜ、だんごになってしまうと思う?」と問いかけると、子どもたちは自分の考えを口にします。コーチはそれをひとつずつ解説し、具体的な課題が見えたところで、練習を再開するのです。
今の目標は宗像地区大会での優勝。サッカーができる喜びから勝つ喜びへ、さらなる成長を目指しています。