ノックの最中、山本耕嗣監督の叱咤激励に、部員たちは折れることなく向かっていきます。補球できなくても、投げたボールが大きく外れても、「もう1球お願いします!」。その一言からも、チームの気合と熱意が伝わってきます。
今、部員は7人。近隣チームとの合同練習で試合の感覚を磨き、連合チームで大会に出場しています。小さなチームだからこそ、個々のモチベーションと実力はピカイチ。中学、高校へ進学した後、硬式野球のみならず、様々な競技で好成績を残すOBも少なくないのだといいます。
山本監督が大切にしているのは「自ら考え、まずやってみること」。プレーはもちろん、練習前のグラウンド整備から、部員が主体となって行います。
チームは地域活動の一環として21年前に発足。取材の日も保護者が多数応援に駆けつけるなど、バックアップ体制もバッチリ。「金のめし丸 応援体操」は各家庭で自主練習を重ねたそうで、保護者も交えて上手に踊ってくれました。
今の目標は、メンバーを増やし単独チームで大会に出場すること。努力を重ねる部員たちは、最高の舞台で輝ける日を心待ちにしています。