卓球道場として10年の歴史を誇る、博多卓球クラブ。「楽しく練習し、試合で勝つ」というモットーのとおり、練習開始とともに子どもたちは卓球台に急ぎ、わいわいと楽しみながらラケットを振りはじめます。
「初めて卓球をやる子が多いので、やりたい気持ちとか、できた喜びを大切に、始まりの一歩を支えてあげる場でありたいと思っています」と森山監督。
その想いに応えるように、多くの子が毎日のように道場に通い、練習に精を出しているそうです。
展開の早い卓球は集中力を養うとともに、頭の回転もよくなるとか。自分のプレーを見つめると同時に相手の動きも読むことが、他人への思いやりの心も育んでくれます。
現在、博多卓球クラブは姪浜と新宮、ふたつの道場を構えており、県内外から90名もの子どもたちが通っているそう。全国区の選手へと育っていった出身者もいて、チームとしても全国大会への出場が大きな目標になっています。
練習での楽しさ、試合での喜びや悔しさ、そのすべてを糧にしながら、人としても大きく成長していく。卓球の魅力に触れるのに、これ以上の場はないのかもしれません。