少人数のチームながら、地域の大会で三連覇を達成するなど、輝かしい戦績を誇る「上頓野バットボーイズ」。
強さの秘密は、その年のメンバーに合わせたスタイルを構築していく戦略の巧みさと、「できた!」という瞬間の喜びをチーム全体でわかちあえる絆の深さにあります。
「勝敗や技術面ばかりにとらわれず、元気、一生懸命に取り組むこと。思いやりや感謝など『心』の部分も大切に指導しています」と濱田監督。その意識は保護者の皆さんにも共有され、良いプレーができたときの子どもの顔を見るのが何よりの喜びと、お母さんがたもおっしゃいます。
ときにはスランプに陥ることもありますが、一本のヒットが皆の歓声を呼び、さらなる飛躍につながることも。
選手だけでのミーティングでは、反省点の確認、目標の設定、意思統一などを自主的に行います。練習のあいだも、試合の進め方を意識しながら子どもたちで声を掛け合い、プレーの精度を上げていく場面が多く見られました。
創部から40年近くが経過し、地域に根付いたチームとして、その栄光はますます輝いていくことでしょう。