夏の陽射しの下、真っ赤なユニフォームに身を包んで、舞い上がる砂ぼこりをものともせず、タックルやパスの練習に果敢に取り組んでいく。太宰府少年ラグビークラブの部員たちの眼差しは、目標をしっかり見つめるとともに、成長していく喜びに満ちていました。
チームのモットーは、勝利主義に走らず、健全な精神と体力アップを図ること。コーチ陣の丁寧な指導のもと、日々の練習で学んだことを着実に身につけることが、チームの総合力へとつながっていきます。
創部25年を迎えた今年は、小学生新人大会Aブロックで優勝を飾りました。部員数は決して多くありませんが、少数精鋭での素早い動きを武器に、目指すは全国大会出場です。
練習時の勇ましさと打って変わって、休憩時間にはリラックスした会話と笑い声が響きます。声を掛けあい、自主練習に取り組む部員たちもおり、自分たちで考えながら上達の道を探る気持ちが、チームの遺伝子として息づいているのかもしれません。
ここから巣立ち、日本代表となった先輩の背中を追いかけて、部員たちの挑戦は続いていきます。