創部から27年。今年、初めて全国大会の舞台にも立った周船寺エンジェルスは、いま、県大会連覇を目指して練習に励んでいます。
チームのメンバーは小学1年生から6年生まで、総勢30名。体格の違いはあっても、真剣さは皆おなじ。低学年の子たちも、臆することなくボールを受け止めます。
「全国大会に出た経験は大きなものですが、やっぱりプレッシャーになる部分もありますね」と田中監督はおっしゃいますが、子供たちの元気な声は、そんな重圧もはねのけるかのよう。練習のあいだ、ちょっとした待ち時間であっても、緊張をゆるめることのない眼差しに、チームの結束の強さが表れていました。
保護者の皆さんが積極的に審判の資格を取得されていることも、チームの実力アップに貢献しています。試合形式での練習が始まると、保護者の方々も位置について、体育館の空気も一気に本番さながらの熱気へ。めまぐるしい展開の中、いかに先を読んで動くのか。監督の激も飛びます。
試合に臨む際の掛け声は「絶対勝つぞ!」。各々が「勝つための一人」になる。その決意が、チームを躍動させます。