1990年に創部。1期生のチームで全国3位となり、以後、全国大会に5回出場した経験を持つ名門、長尾バトルサンダーズ。畑野監督の指導のもと、燃えるような赤いユニフォームに身を包んで、選手たちは練習に取り組みます。
「いまのチームはバランスがとれていて、3名の女子部員を中心に、いつも楽しいムードが流れているのが魅力です」と監督がおっしゃるとおり、練習中の鋭い掛け声と、休憩中の笑い声とのコントラストが印象的でした。
終礼時には「やる気と努力で頑張ろう!」というモットーのほか、「掛け声を揃える」「強い球のケアを頑張る」など、各々の自己目標も声に出します。その目標を実現するため、自主練にも積極的に取り組むそうです。
楽しみながらのリズム運動や、スピードガン測定による数値化など、様々な取り組みを実施しているのもチームの特徴。子どもたちひとりひとりが自己ベストを更新していくことで、全体の実力も底上げされていきます。
「子どもたちがいてくれること、頑張ってくれること、それがチームの財産です」と監督。その頑張りが、新たな実を結ぶ日も、そう遠くないのかもしれません。