底冷えのする冬の夜の体育館。どんなに寒い日でも、神聖な道場では裸足が武道の鉄則です。創設から35年以上の歴史を誇る日本空手協会柳川支部拳柳会には、小学生を中心に4歳から中学生まで30人が在籍。毎年、全国大会に選手を輩出し、数年前には世界大会出場選手も育てあげた強豪チームです。強さのヒミツは、一人ひとりの性格と成長に合わせた指導とアドバイス。創設者の松永博美さんをはじめ、4人の指導員による一人ひとりへの声かけや、熱心な指導が子どもたちの可能性とやる気を引き出しています。
チームのモットーは、真っすぐ強く心と技を継承すること。強さだけでなく、何事にも全力で取り組む姿勢と、他人を思いやるやさしい心を磨くため、日々練習に励んでいます。
若い指導員は柳川支部のOBで、自身も全国大会等での優勝経験をもつ。子どもたちの気持ちを誰よりも理解しているからこそ、厳しさの中にもアットホームな雰囲気があふれているのがチームの特徴です。
今後の目標は、毎年夏に開催される全国大会と、2年後に迫ったTOKYOオリンピックへの出場です。日々の努力を自信につなげ、大きな夢の舞台に向かって突き進んでいきます。