練習中、グラウンドに響く「考えろ、考えろ」という指導者の声。ボールの動きはいっときも休まることなく、子どもたちの足も、目も、高い集中力をキープしています。
「自分で考え、行動する。」それが三奈木サッカースポーツ少年団のモットー。4つの小学校から集まった仲間たちは、ともに過ごせる練習時間を惜しむように、ボールをつなぎ、信頼を深めていくことに一生懸命です。
こうした訓練が花開くのは、やはり試合のとき。相手チームを観察し、子どもたちの戦略でポジションを変えていくことも。「考えるサッカー」を実践することで、2017年度には初めて県大会にも出場しました。その経験が、次のステップの糧になるのは、まちがいありません。
練習の合間には、実に楽しそうな笑顔を見せる子どもたち。日が暮れてあたりが暗くなってきても、元気いっぱいの声でグラウンドをめまぐるしく動きまわっていました。
次にどう動くべきか。いまのパスでよかったか。自分のプレイだけでなく仲間の挙動にも意識を向け、気がついたことはその場で修正していく。その積み重ねが、チームの底力となり、サッカーへの情熱をも高めていくのです。