昭和59年、宮若市宮田B&G海洋センターのテニスコート設立を機に誕生した歴史の長いクラブ。当初は週1の練習でしたが、子どもたちの「試合がしたい!」という熱意がきっかけとなり、土日も使った本格的な活動が始まりました。以来、子どもたちの努力が実を結び、現在までに19回もの全国大会出場を果たしています。
コートでは先輩たちの背中を見てフォームを真似る下級生の姿も。「1年生から6年生まで、ともに助け合いながら練習を重ねることで、努力と心の成長が見られるのも嬉しい限り」と中村監督。「ここで仲間と出会い、テニスの楽しさを知ってもらえるのがいちばん!」という言葉どおり、楽しむ気持ちが強さの源になっています。
ペアが基本となる競技なので、クラブのスローガンは「二人で一本」。それぞれの持つ目標は違っても、目指す場所が同じなら、息の合ったチームワークが生まれます。
取材に訪れた日は親子テニス大会が行われており、昼食も保護者の皆さんによる炊き出しが振る舞われていました。家族もチームの一員となっているアットホームな空気も、子どもたちのやる気につながっているのでしょう。