創立から40年以上の歴史を誇る安武道場は、これまでにも様々な大会から優勝旗を持ち帰り、平成29年度には全国小学生柔道大会で5年生女子が日本一に輝くなど、見事な実績を積み上げてきました。年齢に関係なく、全員が同じ練習メニューに取り組むこと。それこそが、他の追随を許さない強さの秘訣となっています。
「全体的に体の小さい子が多いのですが、大きくても小さくても『頑張る』ことに違いはありません」と大塚館長。
一方で、初めて柔道に挑む子どもたちのため、厳しさと優しさのバランスも忘れずに指導。無目的にやらせるのではなく、各自で考えながら、自主的にチャレンジを繰り返していくスタイルを、子供たちの心に根付かせます。
競技レベル向上はもちろんのこと、結果だけにこだわるのではなく、人間としての基礎づくりも徹底。礼節の上に鍛えられていく強さは「心優しき力持ち」への第一歩です。
地域の行事にも積極的に参加し、子供・保護者・指導者が三位一体となって楽しめるのも、安武道場の特徴。
明るく、強いこのチームから、日本の柔道界を引っ張っていく名選手が輩出される日も、遠くなさそうです。