なによりも野球が大好き!そんな子供たち、そして保護者たちが集う原北ウイングスは、創部から42年目を迎える歴史あるチームです。週末には多くのお父さんがコーチとして参加し、「どうすればうまくなるか」を子供たちとともに考えながら指導する姿が。お母さんたちからも応援の声が掛けられ、グラウンドで交わされる言葉のひとつ、ひとつが、チームの絆を強くしていくのがわかります。
練習がない日も近くの公園に集まったメンバーで野球をやっている子供たち。「好き」の気持ちが向上心に直結し、一昨年、昨年と少年野球大会で二連覇を達成。取材にうかがった日も5、6年生は午前中の試合で見事勝利を収めてきました。チームの快進撃はまだまだ続きそうです。
ときにはミスをしたり、うまくいかず焦ることも。そんなとき、松元監督の叱咤激励が子供たちの顔を上に向かせます。「野球を続けるにしても、別の道を進むにしても、子供たちにとってはここが始まりなんです」と監督。厳しさも織り交ぜた指導の中で社会のルールをも学んでいく。ひいてはそれがチームの力に。元気よく挨拶する子供たちの眼差しに、強さの源が見えた気がしました。