元気で素直な心をもって成長してほしい。初代館長の願いが込められた「直心」を道場訓に掲げる桜武館は、創設から40年以上の歴史を誇るチームです。
友人の誘いや、兄・姉の姿を見て剣道を始めた子たちも、竹刀を使う競技に最初はちょっと怖がることも。それでも試合に出て勝つ喜びを知ることで、剣道そのものを好きになっていく。その後は「やる気」「負けん気」「根気強く」の精神を胸に、練習に取り組んでいくそうです。
試合では個人の実力だけでなく、チームワークも大事。前のメンバーが敗北を喫したら、「つぎは自分が勝つ」という気迫が生まれる。そうして自分の役割を自覚することが、チーム全体の成長にもつながっていきます。
練習前後の掃除、鏡開きや食事会など、ともに過ごす時間の中で絆を深めていく子どもたち。今年、すでにふたつの大会でベスト8に、篠栗錬成大会では見事に優勝を果たし、上位を目指せるチームとして頭角を現してきています。
個人で勝つのではなく、チームで支え合って勝ち上がっていく競技であることを一同が認識して、新たな歴史を作っていく。桜武館の今後の飛躍に期待が高まります。