鳥越監督が「ちとせFC」をたちあげたのは、およそ40年前のこと。以来、スポーツ用品店を営みながら、数百名にもおよぶ部員たちを育ててきました。創部当初はまだまだメジャーではなかったサッカーも、いまでは国民的スポーツとなり、部員数も50名を超える大所帯に。
「時代が変わって、子どもたちのスキルもあがってきていますが、指導者としていちばん強い思いは、『サッカーを好きになってほしい』という気持ちです」と鳥越監督。
4つの小学校から集まった子どもたちは休憩時間にもボールを離さず、楽しそうな笑顔を咲かせています。一方で、コーチ陣の厳しい指導もしっかり受け止め、やればやるほどサッカーを「好き」な気持ちが強まっていくそうです。
チームのモットーは「リスペクト」。すべての人、すべての物に対して尊敬、感謝の心を持つことが、チーム全体の強さへとつながっていきます。
試合に勝ったときには称え合い、負けたときには互いに慰め、励まし合う。たくさんの経験を糧にしながら、県大会ベスト8という目標に向かって突き進んでいく。長い歴史にまた輝く1ページが加わる日も近そうです。