走る、投げるといった運動の諸要素が入ったタグラグビー。福岡の小学生たちにその魅力を知ってもらおうと活動しているのが、NPO法人タグフェスタルの皆さんです。
ボールを運んでトライするのは通常のラグビーと同じ。大きな違いは腰の横に左右1本ずつつけたタグの存在です。ボディコンタクトのないタグラグビーでは、タックルの代わりにこのタグを奪うことができます。ボールやタグを取られないようグラウンドを走り抜ける様子は、さながら鬼ごっこのよう。男子も女子も、年齢差も体格差も関係なく、それぞれの個性を活かしながらスピーディな展開が繰り広げられます。まずはその楽しさを知ること。その先に、本格的な競技としての世界が広がります。
タグフェスタルが下山門小学校で活動を開始したのは2017年4月のこと。まだ日の浅いチームですが、今年6月の大会では3位に食い込むなど、目覚ましい成果をあげています。
「まずは楕円のボールに親しんでほしい。他の競技にはない楽しさがそこにあるから」と草野代表。試合では勇気を持って一歩前に出ることを重視。仲間とともに突き進む、その姿勢がチームを、絆を、強くしていきます。