剣道人としてまっすぐ、正しい人物となってほしい。そうした願いに応えるように、桂川町修刀館の子どもたちは、道場への出入りの際にも一礼を欠かしません。
設立は昭和51年。一昨年には創立40周年という大きな節目を迎えました。地区大会での優勝など、上位入賞の常連道場としても知られていますが、今年度は6年生が一人ということもあり、苦戦する場面も。そんな状況でも、各人が自らのポジションと役割を理解し、チームとして「つなぐ」ことを意識して、勝利を目指しています。
ユニークな試みとして、年末には親子対決を実施。日頃の子どもたちの努力を知った保護者の皆さんの応援にも、いっそうの熱が入るようになるそうです。
中野館長も、こちらの道場の出身とあり、剣道の楽しさや奥深さを熟知されています。普段の練習においても、ひとりひとりの個性にあわせた指導を心がけているそうで、そうした細やかな気配りがチーム全体の底力に。
より多くの子に興味を持ってもらうため、年に一度、体験教室も開催。道場で過ごす時間を通じ、人としても成長していく。その志は末永く受け継がれていくでしょう。