チームの半分以上が低学年という上野イーグルスでは、高学年のメンバーが投げ方のフォームやキャッチのコツを教えるのが練習の基本。学年に関係なく、みんなで真剣に取り組む姿が印象的です。練習がきつくても、試合に勝っても負けても、「全員!全力野球!」がチームのモットー。どんなときでも、とにかくみんなで楽しくやる、という熱意もチームワークを強くさせるポイントです。
3人しかメンバーが集まらず、苦戦していた時期もありました。どうしても試合の楽しさを教えたいという監督のもと、他校のチームに混じって試合を経験した子どもたちもいたそうです。そこから徐々にメンバーが増え、現在は男子12名、女子3名の総勢15名でがんばっています。
「小学生の間は、打った時の喜びやフライで上がったボールを取ったときの嬉しさだったりを、たくさん味わってほしい」と監督はいいます。
ボールが怖くても一生懸命練習についていき、「休憩!」の声がかかると、みんなで大きな輪をつくって和やかな雰囲気に。楽しさが結果につながると信じ、一試合でも多く野球ができるように、次の試合も勝利を目指します。