取材に訪れた3月下旬。6年生が卒業し、新しい体制で競技に取り組みだして間もないころでしたが、体験希望者たちをまじえて、体育館には元気な声が響いていました。
2003年に活動を開始した大利キッズハンドボールクラブでは、基礎からしっかり身につけていくことを心がけています。まずは一対一のキャッチボールで投球のフォームを整え、徐々に難しいテクニックにもチャレンジ。失敗したときも前向きに、改善点を意識しながら、繰り返し練習することで確かな実力へとつなげていきます。
同時に、できるだけ多くの試合を経験することもチームのレベルアップには不可欠。同じ目標に向かってともにプレーすることで、結束力と仲間意識が育まれていきます。
「楽しく、でも真剣に」がチームのモットー。全体に小柄なメンバーが多いのですが、スピードを磨いていくことで体格差も強みに変えていきます。
新体制となった直後の熊本遠征では3戦全勝を収めたり、GWにはオムロンカップへの出場も決まりチームも勢いづいてきました。
九州大会への出場、そして全国大会の舞台に立つこと。大きな目標に向かって今日も子どもたちは練習に励みます。