昭和47年創部。最盛期には160名もの子どもたちが鍛錬に励んだという歴史と実績を持つ神興剣友会では、現在もふたつの小学校で練習に取り組み、「清く、正しく、たくましい」をモットーに腕を磨いています。
「最近の子は打たれる怖さよりも、打つことへのためらいを持っています」と佐藤会長はおっしゃいます。「そうしたためらいを取り除くためにも、やはり基本は反復練習。大きな声を出し、スピードと正確さを心がけ、試合で実力を発揮できるようがんばっています」
日頃の成果が勝利という形で実を結ぶこともあれば、負けて悔しさを味わうことも。そんなときはどこが足りなかったかを研究し、弱点の克服へとつないでいくそうです。
練習の合間には楽しくおしゃべりをしながら体をほぐし、仲間意識を強めていく子どもたち。また、精勤賞を設け、がんばって稽古に来ている子を表彰するなど、やる気を引き出す取り組みも多く実践されています。
一生懸命な子どもたちの姿に胸打たれて、ともに剣道をやるようになった父兄も。深い絆と強い意志を共有する神興剣友会の未来は、明るく輝いています。