練習時間よりも早くにコートへ飛びこんだ子どもたちが、おそろいの黄色いユニフォームで楽しそうにラケットを振る。その積極的な姿勢が、強さの原点なのでしょう。
2006年の創部以来、何度も全国大会出場を果たしている大刀洗Jrソフトテニス。練習も試合も「勝つ」という意識を持って取り組んでいるとあって、指導者がコートに入ると子どもたちの表情もぐっと真剣なものに。
「小学生のうちから勝ち負けを意識するというのは、なかなかない機会なので、本気で挑むよう指導しています」と中願寺監督。コンスタントに結果を出していくためにも、「一振不乱」をモットーに、日々の練習で確かな実力を育んでいきます。
勝つことを目標に掲げてはいても、やはり基本は「テニスを楽しむ」こと。そして、男女も学年も関係なく切磋琢磨すること。自分たちの試合がないときは他の子の応援でしっかりと声を出し、勝つ喜びをわかちあいます。
今年も全国大会へ出場する選手を輩出。ただ打つだけのテニスではなく、1試合でも多く勝ち上がり、ともに笑顔になれる瞬間を、これからも追い続けていきます。