チーム名の由来は、練習場である元気館の近くを流れる筑後川。阿蘇で湧き出た水が城島の地で筑後川となり、やがて大海原へたどりつくように、この町から日本の大舞台に立つ選手が育ってほしいという願いを込めているそう。
「練習を通してひろい心と強い精神を育んでいけるよう、日々の指導に取り組んでいます」とおっしゃる田中コーチにとって、子どもたちは孫のような存在。メンバー同士も兄弟のように楽しく、仲良く、空手を学んでいます。
練習を押しつけるのではなく、「空手が好きだから」「楽しいから」道場へ足を運ぶ。そんなのびのびとした環境で育った子たちは、昇段審査に一発合格を果たすなど、着実に実力を伸ばしています。
お正月と夏には、保護者の皆さんもまじえて懇親会を開催。チームの運営にも協力していただき、いっしょに子育てをしているような雰囲気も。
子どもたちにとっても、小規模なチームだからこその親密さが、互いを高めあう刺激になっているようです。
日本を飛び出し世界中を感嘆させる選手が、この道場から輩出される。そんな日がいつか訪れるにちがいありません。