一人一役全員主役。そのモットーを体現するように、千早西クラブの子どもたちは全員が前へ、前へと、熱い想いとともに突き進んでいます。
「チームの一員であると同時に、主役の一人という自覚を持たせるために試合成績表を作り、いまの自分に足りないところを数字として見せています」と指導部。成績表は全員の打率や三振数などが一覧になっており、乗り越えるべき壁を具体的に意識しながらの鍛錬が可能に。
練習では指導者たちから厳しい言葉も飛びますが、そのスタンスは95年の創部以来一貫したもの。「どんまい」の一言で片付けず、苦手なことに立ち向かっていく、積極的な人間になってほしいとの願いがこめられた激励です。
2019年には西日本小学生大会とフレンドシップリーグで準優勝を果たし、勢いにのる千早西クラブ。少人数ですが結束はかたく、年下の子たちは5・6年生の背中を見て「自分もこんなふうになるんだ」と目標を定め、日々の練習に懸命に取り組んでいます。
逃げ出したくなるときこそ、強くなるチャンス。その教えを胸に、子どもたちはさらなる高みを目指します。