アメリカ留学を経て
松村さんがつくるお米は無農薬。お住まいの飯盛で1.5haの水田に「元気つくし」を栽培されています。元肥は鶏フンやれんげ等の有機肥料、追肥に県の基準の半分以下の肥料を与えるそうです。害虫や除草にも薬は使用せず、すべての水田の草をご家族3人の手で取るそうです。「夏の暑い時期の作業はやはり大変です。」(松村さん)さらに水は飯盛山の水を使っているそうです。「うちのお米はおいしいです。自信を持っておすすめ出来ます。」(松村さん)
松村さんが無農薬のお米を作り始めた(昭和48年ころから)きっかけは、昭和38年から1年間のアメリカ留学。農業研修が終了し帰国後に花の栽培を始め、農薬の影響を受け体を壊されたことが契機となりました。ご自分の苦い体験を現在のお米作りに役立てて有ります。 水田の水に関しても遠賀川の流域で水には苦労がないように思われているが、自由に使える水は少ないので池を利用し対応しているとか。やはり倉成さんも気候や土地の状況に応じて細かな対応をされているようです。
元気つくし
近年の暑さには慣れましたが、やはり苦労は多いです。「暑さに強い元気つくし」ということですべての水田の品種を元気つくしに切り替えましたが、2年間すべて一等米です。孫が昨年生まれて新米を浜松まで送っていますが、おいしいと喜んでくれるそうです。さらに無農薬で安心です。おかげで古い米を自分たちは食べる時もありますが、味に差はありません。 松村さんのお米は生協でも評判のようでお米作りの勉強会や学習会も盛んに行なわれています。JA福岡市の直売所の「博多じょうもんさん」で松村さんのお米をお求めになれます。
松村さんが作った安全でおいしいお米を是非めしあがってください。