生産者の声(JAグループ福岡)

JA粕屋普通作部会

有機質の肥料でおいしいお米

JA粕屋管内で栽培されているお米は「夢つくし」「ひのひかり」そして3年の試験栽培を経て今年から「元気つくし」も生産します。その土地に合わせた栽培方法の基礎を試行錯誤を重ね確立してきました。(宇美さん)
「元気つくし」は昨年夏の酷暑でも乳白色がなくすべて一等米でしたので期待しています。21年の1haから今年は50haと徐々に増やします。(中野さん)
有機質の肥料を使うとおいしいお米ができますよ。粕屋農協の特徴は食味を大切にし、減農薬減化学肥料栽培です。使用する肥料も粕屋独自のものをオーダーで作ってもらっています。田植えと同時に苗の周りに集中して肥料をまくと効率的で育ちが良いです。ただ有機の肥料のために田植え機の肥料のまき穴が目詰まりを起こすのが悩みです。(宇美さん)
おいしいお米を作るためには目に見えないご苦労や工夫があるようです。
JA粕屋でも後継者育成は気にかけています。お米作りに意欲がわくように、売れるお米作りをしなくてはいけません。そのためには手間をかけなくてはいけません、その分コストも増えます、農機具の価格が高いのも頭が痛いです。(宇美さん)
宇美さんは、中学校の教師時代の経験を活かし「育てる」ことに関して、「子どももお米も愛情を込め、褒めながら、手間を惜しまずに教え、育てることが大切です。きっと良い結果が得られますよ。」と優しく話されたのが印象的でした。
JA粕屋管内にある直販所3か所では新鮮な野菜や農産物などが並び粕屋地域で生産される様々なお米・野菜・くだものの農産物の中で、生産者が自信を持って生産し、JA粕屋が定める基準をクリアしたワンランク上の農産物を新ブランド「かすやそだち」として皆さまにお届けされています。

MENU
閉じる