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ぶどう

1・2月のブドウの管理作業について 《Kaju 福岡の果樹 No.560 》

ハウス栽培(巨峰、種なし巨峰、ピオーネ、デラウェア)

被覆前後の管理

被覆前よりかん水を始め被覆後はたっぷりとかん水(30mm/10a)を行います。その後も毎日かん水を行い、湿度90%以上を保つように管理します。
被覆後は換気を行わずにしっかりと蒸し込んで地温の上昇を促します。
晴天日にハウス内の温度が40℃以上となるような場合は換気よりも散水で温度を下げるようにします。
加温は被覆から20~25日後(デラウウェアは35~40日後)を目安に開始し、夜温は樹液が流動するまで徐々に設定を上げていきます。

発芽促進処理

長めの結果母枝や主枝延長枝には芽傷処理を行って下さい。樹液が流動する直前の時期に芽の先端側10mm程度の位置に処理します。
発芽の揃いをよくするためにシアナミド剤(CX‐10、ヒットα13など)を散布する場合は、樹液流動が確認できてから、かけムラがないよう丁寧に散布して下さい。樹勢が弱った樹や、ハウス内が乾燥している場合は、芽枯れなどを生じる恐れがあるので注意して下さい。

萌芽~展葉七~八枚期

日中の温度は25~30℃で、夜温は16~18℃を目安に管理します。晴天日は高温による葉焼け等を防ぐため換気を行いますが、その際は外気が直接新梢にあたらないようにします。葉色の退色や花穂の退化が見られる場合は設定温度を上げるようにして下さい。
かん水は5~7日おきに15~20mmで実施し、乾燥させないように心がけましょう。
発芽後は芽かきを実施します。長梢せん定樹では、強勢な結果母枝の先端数芽を除去し、樹全体の発芽を揃えるようにします。あわせて副芽や不要な不定芽もかきとり、養分の浪費を防ぎます。短梢せん定樹では、一母枝一芽を基本とし、できるだけ基部の芽を残すようにします。花穂不足が心配される場合は花穂が確認でき次第実施します。

展葉七~八枚期以降

日中は25~30℃で管理します、夜温は、新梢の揃いと花蕾の充実を促すため、巨峰は開花直前まで、種なし巨峰とピオーネはジベレリン処理1回目まで2~3日に1℃ずつ下げていき、萌芽から満開までの日数が35~40日となるように管理して下さい。デラウェアは、1回目のジベレリン処理から開花期まで、結実を安定させるために夜温を10~12℃で管理して下さい。
かん水は、巨峰では満開5日前から控えるようにします。ただし乾きすぎる場合は落蕾を招くため軽めに散水を行って下さい。種なし巨峰、ピオーネでは定期的にかん水を続けます。デラウェアでは原則かん水を行いませんが、1回目のジベレリン処理時にハウス内が乾燥しすぎるとジベレリンが吸収されにくく処理効果が低下するため、この場合は夜露がうつ程度に軽く散水を行って下さい。

結実促進後

巨峰、種なし巨峰、ピオーネでは、結実促進のため開花前にフラスター液剤を散布します。使用時期、濃度、散布量は地域の指導機関に相談して下さい。また、ホウ素欠乏による花ぶるいを防ぐためホウ砂の葉面散布を実施します(開花前まで2回程度)。ただし、高温時や薬剤の渇きが悪い日には薬害を生じやすいため注意して下さい。
デラウェアでは満開約12~14日前に1回目のジベレリン処理を実施します。花穂の先端にわずかな隙間ができたものから順次処理を行います。ジベレリン100ppm液に浸漬しますが、フルメット液剤1~5ppmを加用することで処理適期が拡大でき、またアグレプト液剤200ppmを加えることで無種子化の効果を安定させることができます。

病害虫防除

開花期前後には灰色かび病が発生しやすいため薬剤による防除を実施して下さい。また、展葉10枚期からのビニルマルチ敷設も、ハウス内の湿度を下げるため灰色かび病の発生予防に有効です。ただし過乾燥では先述のとおり落蕾を招くため、マルチ前にはしっかりとかん水を行って下さい。
ハスモンヨトウによる葉の食害が見られる場合も防除を行います。
それぞれ地域の指導基準に準じて薬剤防除を実施して下さい。

トンネル・露地

整枝せん定

成木と若木が混在する園では、若木の拡大を優先し、これと重なる成木の枝は迷わずに縮小しましょう。

長梢せん定

樹冠拡大中の若木は主枝、亜主枝の骨格を決めて、これに競合する枝を間引きます(ふところの太枝、さし枝、車枝等)。
成木は、前年の結果母枝数を基準として今年残す結果母枝数を決めます。前年の新梢伸長が旺盛であった場合は樹勢を落ち着かせるため結果母枝数を増やし、新梢伸長が弱かった場合はせん定強度を強めて結果母枝はやや少なめとします。
結果母枝の切り返しや配置に当たっては、主枝や亜主枝に負け枝を作らないように、先端側の芽数が基部側よりも多く残るようにせん定を行って下さい。

短梢せん定

若木の主枝延長枝は充実が良いところまで利用し、発芽促進のために芽傷を入れます。先述のとおり樹液が流れる直前を目安としますが、適期に処理ができない場合は早めでも確実に処理を行って下さい。強く伸びた太い枝では、処理幅が狭いと十分な効果が得られないため、傷を長めに入れて処理を行って下さい。
結果母枝の切り返しは、一芽せん定を基本とし、座が長くならないように管理します。枯れ込みを防ぐため二芽目を犠牲芽として切り返します。花穂の不足が懸念される樹では二芽を残し、花穂を確認してから早めに芽かきで整理して下さい。
結果母枝が欠損して座が飛んだ箇所は両隣の結果母枝を二芽せん定とし、新梢を確保して下さい。欠損部位が長い場合は返し枝を配置して芽数を確保して下さい。

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