果樹管理一覧

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この情報は、JA全農ふくれんが発行する情報誌『福岡の果樹kaju』(年6回発行)の記事を抜粋して掲載しています。ご購読のお問い合わせ・申し込みは、JA全農ふくれん園芸部園芸総合課(092-762-4728)までお願いします。

うめ

11月・12月のウメの管理作業について 《Kaju 福岡の果樹 No.565》

ウメは、11月に落葉期を迎えます。この期間に土づくり、深耕を行い、落葉後は、整枝・せん定作業の時期となります。

土づくり・深耕

ウメは一般的に浅根性で、地表面から30㎝の範囲に約九割の根が分布しています。これは、ウメの根が酸素をよく要求し、気相の多い表層近くに集まるからです。                         そのため、根が動き出す前の十二~一月に深耕を行い、土壌中に酸素を供給しましょう。断根した部分から新しい根の発生を促します。一度に多くの根を傷めないように数年計画で一本の樹の周辺を深耕します。タコツボ(ボーリング)深耕の場合は穴に有機物、石灰資材を投入し、埋戻します。手掘り深耕の場合は、これらの資材を先に施しておき深部にまで鋤きこみます。                                                                                                         ただし、石灰資材のやりすぎは、土壌が極度のアルカリ性となり、ホウ素の吸収を阻害します。そうなるとヤニ果が発生しやすくなるので、注意して下さい。                                                                                                                                                                                                           

整枝・せん定

「ウメ切らぬバカ」という言葉があるように、ウメは生長が旺盛なので、放任すると日当たりが悪い枝は枯れ込みが多くなります。その結果、収量低下、病害果、傷果の発生に繋がります。                                                                                                     まず、樹同士が重なり合わないように縮間伐を行います。永久樹では6~8mの植栽間隔が目安となります。次に、せん定により若い枝に更新し、1~4年目の側枝をバランスよく配置します。更に、光がまんべんなく当たる樹形を目指します。なお、具体的な整枝せん定については、平成29年1・2月号の「整枝せん定」を参照して下さい。

苗の植え付け

1月下旬にはウメの根が動き始めるため、苗木の植え付けは、12月に行います。                                                         改植や補植をする場合は、植え付け場所の土壌分析を参考に、有機物や石灰資材の投入を行います。主な品種については、1・2月号の「品種選定」を参照して下さい。                                                          

病害虫防除

○カイガラムシ類

せん定終了後には、薬剤散布により、カイガラムシ等の越冬病害虫の防除を行います。併せて粗皮削りを行うと効果的です。