かんきつ 栽培の紹介
シートマルチ栽培で高品質生産
みかんは、高品質(糖度)生産が求められています。 品質向上を図る上でシートマルチ栽培は最も効果的で重要な技術です。
シートマルチ栽培(マルチみかん)とは
シートマルチ栽培とは、透湿性シートを園地の土壌表面に被覆して、雨水を入れず、土壌中の水分を蒸散させて土壌を乾かし、糖度を上げる技術です。この栽培技術でどんなに雨が多い天候条件でもおいしく生産することができます。
シートマルチ栽培の利点
シートマルチ栽培は、糖度を上げる技術なので露地栽培に比べると糖度を1~2度上げることができます。シートマルチ栽培では、高いもので13~14度のみかんが育ちます。この味は、露地栽培で平均10度ですからめったに食べられない濃厚なおいしさです。また、シートマルチ栽培は太陽光を反射するので樹の隅々まで光が届き、バラツキの少ないおいしいみかんになります。
かんきつができるまで
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防風対策(1月上旬) きれいな果実を作るため防風林を整備します。
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土づくり(1月下旬) 有機質の土壌改良資材などを加えて、土を耕します。
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せん定(2月上旬) 樹の内部まで日光がよく当り、風が通るようにするとともに、翌年の芽の発生促進や果実の品質向上、さらには栽培管理の効率化等を目的とします。
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施肥(3月上旬) 新芽の伸長や果実の発育を良くするために施肥をします。肥料は環境にやさしい有機質主体のものを使用しています。
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除草(4月上旬)
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開花期(5月上旬) 山一面に、みかんの白い花が咲きます。
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摘果(6月上旬) 果実の味と大きさを揃えるために9月上旬まで、何度も余分な果実を間引きします。
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シートを(土壌表面に)被覆する(7月上旬)
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収穫(9月下旬) 完全に着色し、基準の甘さに達した果実を丁寧に収穫します。
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施肥(10月下旬) 翌年もおいしいみかんがたくさん採れるように肥料を与えます。
かんきつの生産地
- JAむなかた
- JA粕屋
- JA福岡市
- JA福岡市東部
- JA糸島
- JAふくおか八女
- JAみなみ筑後
- JA北九
- JA福岡京築